【フレッツ光のVDSLとは?】マンションで遅い原因と見分け方|光配線方式への切り替えも整理
マンションでフレッツ光を使っていて、「思ったより速度が出ない」「夜になると遅くなる」と感じる場合、VDSL方式が関係していることがあります。
ただし、VDSLという言葉だけが一人歩きしていて、実際には
「自分の部屋がVDSLなのか分からない」
「VDSLなら必ず遅いのか?」
「改善や切り替えはできるのか?」
といった判断で迷う人がほとんどです。
このページでは、フレッツ光のVDSLについて、仕組み → 見分け方 → 改善の順番 → 乗り換え判断までを、初めての方でも判断できるよう整理します。
※費用に関する判断はすべて税込で表記し、実質額=税込+送料−還元(ポイント・特典)の考え方で整理します。
【結論】
VDSLは建物内が電話線のため、速度に上限が出やすい
まずはVDSLかどうかを確認し、改善できる順番で対処する
改善が難しければ「光配線方式へ切り替え可能か」が判断軸
- VDSL自体が故障ではなく「構造上の制限」
- 最初はWi-Fiや設定の問題を切り分ける
- 建物次第では光配線方式へ変更できる
- 費用は必ず実質額で比較する
フレッツ光のVDSL方式とは?
VDSL方式とは、建物の共用部分までは光ファイバー、そこから各部屋までは電話線(メタル回線)を使う配線方式です。
そのため、部屋まで光が直接届く光配線方式と比べると、速度や安定性に限界が出やすくなります。
「必ず遅い」というわけではありませんが、夜間の混雑・複数人利用・アップロード通信では影響が出やすい構造です。
フレッツ光全体の速度の考え方は /flets-speed-overview で整理しています。
自宅がVDSLかどうかを見分ける方法
- ONUやモデムに電話線(細いモジュラー)が接続されている
- 契約書・工事案内に「VDSL」の記載がある
- 管理会社・大家に配線方式を確認する
推測で判断すると遠回りになります。ここは必ず事実確認を優先してください。
VDSLで遅いときの改善手順(おすすめ順)
- ① 有線LAN接続で速度を確認(Wi-Fi切り分け)
- ② Wi-Fiの設置場所・周波数帯を見直す
- ③ ルーター設定を最適化する
- ④ IPv6接続が使えるか確認する
- ⑤ 光配線方式へ変更できるか確認する
VDSL・光配線・LAN配線の違い
| 方式 | 配線 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| VDSL | 電話線 | 上限が出やすい | ライト利用 |
| 光配線 | 光ファイバー | 速度・安定性◎ | 在宅・ゲーム |
| LAN配線 | LAN | 安定しやすい | 会議・配信 |
まとめ
- VDSLは構造上、速度に限界が出やすい
- まずはWi-Fiや設定の問題を切り分ける
- 改善が難しければ光配線方式を検討
- 費用判断は必ず実質額で行う