NURO光のアップロードが不安定になる原因と改善策|オンライン会議・動画投稿が途切れる人向けガイド
「アップロードだけ遅い」「Zoomが途切れる」「クラウドに写真が上がらない」──NURO光は下り速度の印象が強いですが、じつはアップロード(上り)側が安定しないという相談も少なくありません。
とはいえ、NURO光そのものが不安定というよりも、宅内Wi-Fi・端末・アプリ側の設定に原因があるケースが非常に多いです。
このページでは、上り速度が安定しないときに見直すポイントを、最短で効果が出る順番で整理しました。
【結論】
NURO光の上りが不安定なときは
Wi-Fiとアプリの送信処理が主な原因
有線化・5GHz接続で大きく改善できる
- アップロードの不安定さは端末⇔ルーター間の問題であることが多い。
- 動画投稿・オンライン会議アプリが裏側で重い処理を行っていることもある。
- 5GHz帯に接続し直すだけで改善するケースが多い。
- 可能ならオンライン会議・動画投稿は有線LANが安定。
NURO光でアップロードが不安定になる主な原因
- Wi-Fiの干渉(2.4GHz帯の混雑)
- ルーターの性能不足・熱暴走
- 端末のバックグラウンド処理(写真・動画の同期)
- オンライン会議アプリの帯域設定
- 集合住宅での同時間帯利用の増加
- LANケーブルの規格不足(CAT5以下)
まず試すべき「上り改善ステップ」
- ステップ1:5GHz帯に接続し直す
SSIDの末尾に「5G」などが付くものを選ぶと、上りの安定性が大きく向上します。 - ステップ2:ルーター・ONUを再起動
10〜15秒電源を抜いて再度入れるだけで、熱やバッファがリセットされます。 - ステップ3:オンライン会議アプリの送信解像度を下げる
ZoomやTeamsの「送信ビデオ品質」を標準にするだけで途切れが減ります。 - ステップ4:写真・動画の自動アップロードを一時停止
Googleフォト・iCloud・OneDrive の同期が重なると、上りが極端に遅くなることがあります。 - ステップ5:有線LAN接続に切り替え
オンライン作業の有線化ガイドも参考に。
アップロードが安定しないときの注意ポイント
- CPU使用率が高いと上りが落ちる
端末が処理落ちしていると、回線に関係なく送信が遅くなります。 - 動画編集ソフトの書き出し中は注意
書き出し処理とアップロードを同時に行うと、端末側の処理が詰まることがあります。 - 古いLANケーブルは要交換
CAT6以上(推奨CAT6A)を利用することで高速・安定。 - ルーターの置き場所が悪い場合が多い
電子レンジ・壁・床置きはNG。置き場所ガイドも参考に。
NURO光とフレッツ光の上り安定性を比較
| 項目 | NURO光 | フレッツ光 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 上り速度 | 最大1Gbps | 最大1Gbps | どちらも十分。ただし宅内環境で差が出やすい |
| オンライン会議 | 問題なく対応 | プロバイダ次第で差が出る | 比較は必須 |
| 動画投稿の安定性 | Wi-Fi環境次第 | 安定しやすい構成も | 有線化すると両方快適 |
補足|上り速度で勘違いしやすいポイント
- 「速度テストの上り速度が出ていても会議が途切れる」ことはある(端末要因)。
- Wi-Fiのアンテナ本数は「品質」ではなく「強度」の目安でしかない。
- オンライン会議はPing・ジッターのほうが重要。
- アップロード中は他の作業が重く感じやすい。
よくある質問
Q. アップロード中にZoomが途切れるのはNURO光が遅いから? ▼
A. 回線よりも端末の処理落ちやWi-Fi干渉が原因のことが多いです。
5GHz接続・有線化・バックグラウンド同期停止が効果的です。
Q. 動画投稿(YouTube)が途中で止まります。改善できますか? ▼
A. できます。特に Wi-Fi ⇒ 有線LAN に変えるだけで劇的に安定するケースが多いです。
大容量アップロードは端末・ルーターの熱対策も重要です。
Q. 上りが遅いとき、機種変更したほうがいい? ▼
A. 端末の古さで上りが安定しないケースはあります。
特に古いスマホ・PCは送信処理が追いつかないことがあります。
ルーターの買い替えより先に、有線化と同期設定の見直しをおすすめします。
まとめ
- NURO光の上りが不安定なときは、Wi-Fiと端末処理が原因になりやすい。
- 5GHz接続・再起動・同期停止・有線化で大きく改善する。
- オンライン会議や動画投稿では特に有線LANが強い。