【フレッツ光】LANケーブルで速度が出ない・繋がらない原因と対策|カテゴリ選び・差し直し・切り分け手順
「有線LANにしたのに速くならない」
「たまにリンクが落ちる/そもそも繋がらない」
フレッツ光の不調に見えても、実はLANケーブル(規格・劣化・相性・挿し込み)が原因のことがあります。ここでは、機器や設定をいじる前に、“ムダ打ちしない順番”で確認ポイントをまとめます。
【結論】LANケーブルは「カテゴリ」と「状態」で体感が決まる
まず“差し直し→別ケーブル→別ポート”で切り分けるのが最短です
- 有線でもケーブル規格が古い/傷みがあると速度が伸びません
- 不安定なら、まずは端子の差し直しと別ケーブルで原因を分けます
- それでも解決しない場合はルーター側のLANポートや端末側に範囲を広げます
- 料金比較は税込でそろえ、実質額=税込+送料−還元の考え方で判断します
LANケーブルが原因になりやすい症状(フレッツ光でも同じ)
- 有線なのに思ったより速くならない
- リンクが100Mbps固定っぽい(ギガ回線感がない)
- 抜き差しすると直るが、しばらくするとまた不安定
- 同じ機器でも、ケーブルを変えると挙動が変わる
この場合、回線やプロバイダの前に、まず物理(ケーブル・端子・ポート)を疑うのが合理的です。
まず試す順|“差し直し→交換→ポート変更”で切り分ける
- 両端を抜いて、奥まで挿し直す(カチッと固定されるか確認)
- 別のLANケーブルに交換(短いケーブルがあると切り分けが速い)
- ルーター側のLANポートを変更(別ポートでも同じか確認)
- 端末側を変更(別PC/別ゲーム機などで同じ症状か確認)
- ONU直結(可能な構成の場合のみ)など、経路を単純化して範囲を絞る
この順番にする理由はシンプルで、お金をかけずに原因を分けられるからです。いきなり設定や機器交換に行くと、どこが原因だったか分からなくなります。
LANケーブルの選び方|迷ったら「カテゴリ」と「形状」だけ押さえる
| 見るポイント | 目安 | ありがちな失敗 | 対策 |
|---|---|---|---|
| カテゴリ表記 | 現行環境に合うものを選ぶ | 古い規格・表記不明を掴む | ケーブルの印字(Cat表記)を確認 |
| 長さ | 必要最小限が扱いやすい | 長すぎて配線が雑になる | 短いテスト用を1本用意 |
| 形状 | 丸型は安定しやすい | 極端に薄いフラットで不安定 | 不調時は丸型へ戻して比較 |
| 端子の固定 | ツメが生きている | ツメ折れでゆるい | 抜けやすいなら交換が早い |
「結局どれを買えばいい?」となったら、まずは“表記がはっきりしているもの”を選び、短いケーブルで再現性を確認するのが安全です(不調の切り分けが目的なので、最初は高級品である必要はありません)。
速度が出ないときのチェック|ケーブル以外に混ざりやすい原因
- 端末側の有線LAN設定:省電力設定やドライバの不調で不安定になることがあります
- ルーターのLANポート:一部ポートだけ調子が悪いケースがあります(ポート変更で切り分け)
- 中間機器:スイッチングハブ・壁のLAN配線・延長コネクタがあると、そこがボトルネックになることがあります
- ケーブルの取り回し:踏みつけ・折れ・ドアに挟むなどのダメージで症状が出ます
有線の基本(配線の考え方・Wi-Fiとの住み分け)も含めて整理したい場合は、/flets-wired-lan(フレッツ光の有線LANの基礎と安定化)を先に読んでから戻ると、次に何を疑うべきかがハッキリします。
“ケーブル原因”か“回線側原因”か迷ったときの考え方
- 同じ回線でも、ケーブルを変えると改善するならケーブル側の可能性が高いです
- 逆に、ケーブルを替えても、端末を替えても、ポートを替えても同じなら、別の原因が混ざっている可能性があります
- 切り分けに迷ったら、症状を“まとめて順番に潰す”ほうが早いです
「切れる・遅い・不安定が混ざっていて判断できない」場合は、/flets-troubleshooting-total(フレッツ光のトラブル総合チェック)に沿って進めると、抜け漏れが減ります。
よくある質問
Q. 有線LANにしたのに速くならないのはなぜ? ▼
A. ケーブルの規格が合っていない、端子の接触が不安定、途中に古い機器(ハブ等)が混ざっているなどで体感が変わることがあります。まずは差し直し→別ケーブル→別ポートの順で切り分けるのが安全です。
Q. フラットLANケーブルはダメですか? ▼
A. すべてがダメという話ではありません。ただ、不調があるときは「丸型に戻して比較」すると原因が絞れます。形状よりも、まずは表記(カテゴリ)と状態(断線・ツメ折れ)確認が先です。
Q. どこまで試してダメなら“回線側”を疑うべき? ▼
A. 別ケーブル、別ポート、別端末でも同じ症状なら、ケーブル以外の要因が混ざっている可能性が高いです。総合の切り分け(/flets-troubleshooting-total)で症状を整理すると判断しやすくなります。
まとめ|LANケーブルは“最初に潰すべき”チェックポイント
- 不調は回線の前に、まずケーブル・端子・ポートを疑う
- 最短は差し直し→別ケーブル→別ポートの切り分け
- ケーブルの選び方はカテゴリ表記と状態が重要
- 混ざっているなら総合チェックで順番に潰す