フレッツ光はホームオフィスに向いてる?在宅仕事で途切れない回線の作り方(会議・VPN・クラウド)
家で仕事をする時間が増えると、ネット回線って「速いかどうか」より、途切れないか/遅延しないかが気になってきます。
特にホームオフィスは、ZoomやTeamsの会議、クラウドの同期、VPN接続など、地味に“詰まりポイント”が多いんですよね。この記事では、フレッツ光をホームオフィス用途で使うときに失敗しない見方と、安定させるための現実的な対策をまとめます。
【結論】
フレッツ光はホームオフィスでも十分使える
ただし「IPv6+宅内Wi-Fi+端末数」で体感が決まる
会議が命なら“有線1本”が最強の保険
- Web会議・クラウド作業は回線そのものより環境差が出やすい
- まずはIPv6(IPoE)対応の確認が優先
- Wi-Fiは置き場所と5GHzで安定性が変わる
- 仕事用途は「安定最優先」で組むのが失敗しにくい
ホームオフィスで「回線が速いのに仕事が詰まる」理由(Web会議・VPN・同期)
ホームオフィスで困るのは、「スピードテストはそこそこ出てるのに、会議だけ不安定」みたいなケースです。ここ、原因がひとつじゃないのが厄介です。
- 遅延(ping)が増えると、音声の間・相手の声の途切れが目立つ
- 上り(アップロード)が弱いと、カメラONや画面共有で詰まりやすい
- Wi-Fiの電波が弱いと、速度より先に“瞬断”が起きる
- 端末数が増えると、ルーターが処理落ちする
つまり「回線の契約」だけじゃなく、宅内の作り方で体感が決まります。ここを押さえると、同じフレッツ光でも安定します。
ホームオフィスの目安:Web会議に必要な速度より大事な「安定性」
数字の話もしておくと、仕事は“爆速”である必要はありません。ただし安定して出ることが重要です。
| 作業 | 下り目安 | 上り目安 | 重要ポイント |
|---|---|---|---|
| メール/チャット/資料 | 数Mbpsでも可 | 数Mbpsでも可 | 遅延が少ないこと |
| Web会議(カメラON) | 10〜15Mbps | 3Mbps以上 | 途切れないこと |
| 画面共有/クラウド同期 | 15〜30Mbps | 5Mbps以上 | 上りが安定 |
この目安を満たしていても、Wi-Fiの瞬断や混雑の影響があると体感は一気に落ちます。だからこそ次の「詰まりポイント潰し」が効きます。
フレッツ光ホームオフィスの詰まりポイント(混雑・Wi-Fi・端末数)
- 夜に重い:時間帯混雑の影響を受けている可能性
- 会議だけ途切れる:Wi-Fi瞬断/上りの不安定が出やすい
- 家族が動画を見ると死ぬ:同時通信で帯域が圧迫される
- 端末が多い:ルーターの処理能力が追いつかない
「うち、たぶんこれだ…」が見つかったら、次の順番で潰していくのが最短です。
ホームオフィスを安定させる“まず試す順”(フレッツ光の現実解)
- IPv6(IPoE)が使える状態か確認する(可能なら設定も確認)
- Wi-Fiは5GHzに寄せる(距離があるなら置き場所も見直す)
- 会議・重要作業は有線LANを1本だけでも通す
- 端末が多いなら、ルーターの見直し(仕事用の安定性を優先)
内部リンクで詳しく見たい場合は、フレッツ光のIPv6の考え方や、ルーター選び・構成の整理を先に読むと、対策の優先順位が決めやすいです。
「Wi-Fiは繋がってるのに不安定」なときの見直しポイント(ホームオフィス編)
ホームオフィスでいちばん多いのがここです。ネットに繋がってはいるけど、会議中に一瞬固まる。これ、体感としては最悪です。
- ルーターを床に置かない(できれば腰〜胸の高さ)
- 電子レンジ付近を避ける
- 部屋をまたぐなら中継器より「置き場所最適化」を先に
- 仕事PCだけでも有線にする(全部を有線にしなくてOK)
細かいけど、ここを触るだけで「同じ回線?」ってくらい安定することがあります。
補足:仕事用の判断は「実質額」で揃える(式:税込+送料−還元)
回線選びって、月額だけ見て決めると後悔しがちです。初期費用や工事費、キャンペーン還元を含めて、同じルールで見比べた方がズレません。
- 比較するときは実質額=税込+送料−還元(ポイント/キャッシュバック等)で揃える
- ホームオフィス用途は「安定性の差」が費用差より痛いことがある
- 迷うなら、条件(提供エリア・建物タイプ・工事の流れ)を先に確定させる
よくある質問
Q. フレッツ光でZoomやTeamsの会議は普通にできますか? ▼
A. できます。会議の不安定さは回線そのものより、IPv6の利用状況やWi-Fi環境(置き場所・5GHz・瞬断)で差が出やすいです。
Q. ホームオフィスは有線LAN必須ですか? ▼
A. 必須ではありません。ただ「会議だけは絶対に落としたくない」なら、有線を1本だけでも使うと安定性の保険になります。
Q. 家族が動画を見ていると会議が途切れます。どうしたらいい? ▼
A. 同時通信で帯域が圧迫されている可能性があります。まずは会議端末を5GHzへ、可能なら会議中だけ有線にし、ルーターの処理能力(端末数)も見直すのが現実的です。
まとめ
- フレッツ光はホームオフィス用途でも十分使える
- 体感は「IPv6」「Wi-Fi」「端末数」で決まりやすい
- 会議が重要なら有線1本が最強の対策
- 費用比較は実質額=税込+送料−還元で揃える